沢口靖子、長澤まさみらを輩出した「第9回東宝シンデレラオーディション」、男性部門「TOHO NEW FACE」のグランプリ発表会が6日、都内で行われ、シンデレラのグランプリには埼玉県の白山乃愛(のあ)さん(10)が選ばれた。10歳3カ月でのグランプリ受賞は史上最年少。

第7回グランプリで、これまでの最年少記録を持つ上白石萌歌からマントが掛けられ、白山さんは「思ってないことが起きたのですごくびっくりしてます」と、涙をにじませた。うれし涙は初めて? と聞かれると「(オーディションに上白石)萌音ちゃんが来てくれた時ちょっと泣いちゃって、それ以来です」と笑みを見せた。

今後の抱負やあこがれの女優については「キラキラしたすてきな女優さんになりたい。あこがれは長澤まさみさん。演技もうまくて、もう全部です」。

審査員特別賞には西川愛莉さん(12)、ミュージカル賞は山戸穂乃葉さん(14)が選ばれた。プレゼンターとして萌音、萌歌、浜辺美波、福本莉子も出席。

シンデレラオーディションの応募総数は1万2701人で、7カ月以上にわたる審査が行われた。【小林千穂】

○…「TOHO NEW FACE」グランプリには京都府の小谷興会(こうえ)さん(11)が選ばれ「とってもうれしい、しかないです」と喜んだ。今年、極真空手の国際型大会の10歳男女混合の部で優勝。小谷さんは「当てる方でもしっかり世界を取って、俳優でも世界で活躍できるような人になりたい」と二刀流を目指すとした。ミュージカル賞は高橋佑大朗さん(13)。同部門は、三船敏郎さん、宝田明さんらを輩出した「東宝ニューフェイス」の名前を引き継いだ。