11月7日放送の俳優吉沢亮(28)主演フジテレビ系連続ドラマ「PICU(ピーアイシーユー) 小児集中治療室」(月曜午後9時)の第5話の平均世帯視聴率が7・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と8日、分かった。

初回から10・3%、7・5%、9・2%、9・1%だった。

平均個人視聴率は4・3%だった。初回から6・1%、4・3%、5・3%、5・2%だった。

吉沢のドラマ出演は、昨年主演したNHK大河「青天を衝け」以来。PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で小児専門の集中治療室。15歳以下の子供を対象の“子供のためのICU”だ。吉沢が演じるのは北海道で生まれ育った、27歳の駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)。幼いころに父親を亡くし、母親の南(大竹しのぶ)に女手ひとつで育てられた。丘珠病院に新設されたPICUに異動を命じられ、科長で小児集中治療のパイオニア植野元(安田顕)と出会った。

第5話で、“しこちゃん先生”こと武四郎が勤務する丘珠病院に、親友の矢野悠太(高杉真宙)が救急搬送されてきた。ただちに悠太の処置に当たる救命医の東上宗介(中尾明慶)。PICU科長の植野も東上のヘルプに入る。武四郎は、突然のことに激しいショックを受けながらも、PICUの仕事に取り組もうとする。

そんな折、植野は新たに10歳の立花日菜ちゃんと、12歳の小松圭吾くんをPICUで受け入れると綿貫りさ(木村文乃)や武四郎たちスタッフに伝える。日菜ちゃんは、急性リンパ性白血病で7歳のころから丘珠病院の小児科を受診しており、武四郎も研修医のころからよく知っている女の子だった。日菜ちゃんは先月から化学療法で寛解を目指して治療していたが、副作用で白血球が急激に減少していた。

一方、近いうちに受け入れる予定の圭吾くんは小学校2年生のときに拡張型心筋症を発症し、函館市内の病院で治療を受けていたが、心拡大が悪化しそこでの治療継続が難しくなっていた。植野は、圭吾くんをより安全にPICUに搬送するため、ついにドクタージェットを使うと武四郎たちに伝えた。