帝国劇場は24日、公演関係者に新型コロナウイルス陽性が確認されたため23、24日の公演を中止していたミュージカル「エリザベート」について、新たな関係者の陽性が確認されたとして、中止期間を27日の東京公演千秋楽まで延長すると発表した。

新たに中止となるのは25日以降の4公演。帝劇は「ミュージカル『エリザベート』につきましては、公演関係者に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことから、11月23日(水・祝)~24日(木)の公演を中止とさせていただきました。その後、新たに公演関係者の陽性反応が確認されたため、11月25日(金)~11月27日(日)千穐楽の公演を中止とさせていただきます」と告知した。

続けて「ご観劇を楽しみにお待ちいただいておりましたお客様には、大変なご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございません。心より深くお詫び申し上げます」とメッセージを記している。今後は12月から来年1月にかけて、愛知、大阪、福岡に舞台を移す。

同作は花總まり、愛希れいかのダブルキャストで、波乱の生涯を生きた19世紀のハプスブルク帝国(オーストリア)最後の皇后エリザベートを演じるミュージカル。黄泉の帝王トート役は、山崎育三郎(東京公演のみ)、古川雄大、井上芳雄(福岡公演のみ)のトリプルキャストとなっている。