女優川口春奈(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「silent」(木曜午後10時)最終話が22日に15分拡大版で放送され、平均世帯視聴率が9・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが23日、分かった。

初回から6・4%、6・9%、7・1%、5・2%、7・9%、7・9%、7・7%、7・9%、8・9%、8・3%だった。

平均個人視聴率は5・3%だった。初回から3・5%、4・0%、4・1%、2・9%、4・7%、4・6%、4・5%、4・4%、5・2%、4・8%。

川口演じる主人公の青羽紬は高校2年の秋、朝礼で耳にした佐倉想(Snow Man目黒蓮=25)に心を奪われる。3年で同じクラスとなり付き合うことに。だが、卒業後のある日、これからも一緒にいたいと思う紬に対し、想は理由も言わずに突然、別れを告げて姿を消してしまう。それから8年という月日が流れ、紬は偶然、雑踏の中に想の姿を見かける。想は徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、聴力をほとんど失っていた。

第10話で、想が紬に「一緒にいるほど、好きになるほどつらくなっていく。声が聞きたい。もう聞けないなら、また好きになんてならなきゃよかった」と思いを伝えていた。最終話では、紬はそんな想に自分の気持ちを伝えるが、想には響かない。お互いの気持ちがすれ違う中で、紬は戸川湊斗(鈴鹿央士)から、想は桃野奈々(夏帆)から、それぞれある言葉を投げかけられる。そして、2人は別々にある場所へと向かう。

変わったものがあって、それでも変わらないものがある。8年という時を経て再び出会った2人がたどりつく結末とは。