俳優阿部サダヲ(52)が17日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画「シャイロックの子供たち」(本木克英監督)の初日舞台あいさつに上戸彩(37)Kis-My-Ft2玉森裕太(32)とともに出席した。

主人公の西木雅博を演じた阿部は「朝5時過ぎにテレビ局に入ってて、フラッシュがまぶしくて。数がすごいですね。緑の丸がいっぱいあります。気を付けてください」とあいさつ。撮影はコロナ禍真っただ中の21年秋に行われており、上戸は「会話もしづらい中でしゃべっていた。番宣でお会いできるのが楽しくてあっという間でした」と感慨深げに話した。

玉森も「阿部さんも上戸さんもいい方、皆さまがいい方。一緒にいる時間がとても多かった。すごく好きになりました」と告白すると、上戸から「ありがとう~」と言われ、すねた阿部は「俺だって好きだよ!」とかぶせた。玉森は動揺せず「気さくで面白いし、適度な適当加減がすごく好きです」と続けた。阿部は「そういう彼も適当ですから」と切り返した。

その後、イベントは「暴露大会」に発展。阿部が「俺、玉ちゃんとLINE交換したんですよ」と告白すると、上戸が「ちょっと~大暴露じゃないですか~ショック」とうなだれた。玉森は「この間の番宣の後に」と説明。上戸は「今日の携帯の充電があんまりないことに気付いて。これいつ阿部さんが聞いてくるか分からないから。今日聞いてくださるって話でしたよね」と詰め寄った。

実際の阿部と玉森のLINEでのやりとりは乏しかったようで、阿部は「1個ずづスタンプを送り続けただけです」と打ち明け、玉森も「玉森です!っていう紹介のスタンプを送っただけです」と告白し、場内をザワつかせた。

イベントには柳葉敏郎(62)杉本哲太(57)佐藤隆太(42)柄本明(74)佐々木蔵之介(55)本木監督も出席した。

累計発行部数60万部を突破した池井戸潤氏による小説「シャイロックの子供たち」(文春文庫)が原作。池井戸氏が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念的な一冊」と明言し、原点にして最高峰とも言える原作が、満を持して初の映画化。WOWOWでのドラマ化も話題となっているが、映画は小説ともドラマとも展開が異なり、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。池井戸氏が太鼓判を押した脚本である、この映画版「シャイロックの子供たち」に、2018年に大ヒットを記録した「空飛ぶタイヤ」の本木克英監督はじめメインスタッフが再集結した。

ストーリーは、東京第一銀行の小さな支店で起きた、現金紛失事件から始まる。お客さま係の西木(阿部サダヲ)は、同じ支店の愛理(上戸彩)と田端(玉森裕太)とともに、事件の真相を探る。一見平和に見える支店だが、そこにはくせ者ぞろいの銀行員が勢ぞろい。出世コースから外れた支店長・九条(柳葉敏郎)、超パワハラ上司の副支店長・古川(杉本哲太)、エースだが過去の客にたかられている滝野(佐藤隆太)、調査に訪れる嫌われ者の本部検査部・黒田(佐々木蔵之介)。そして1つの真相にたどり着く西木。それはメガバンクにはびこる、とてつもない不祥事の始まりに過ぎなかったー。

「シャイロック」とは、シェークスピアによる戯曲「ヴェニスの商人」に登場するユダヤ人。強欲な金貸しとして知られ、金を返せなくなった相手に対し、金の代わりに「身体の肉1ポンド」を要求する。しかし裁判官は「身体の肉1ポンドを得ること」は認めたものの、1滴たりとも血を流さないということを条件にしたため、シャイロックは何も得ることができず、失意のまま法廷を去ることとなった。