女優菜々緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」(木曜午後10時)の第10話が9日に放送される。

主演の菜々緒が演じる草刈蛍は「超実力主義」の甲賀忍者。一方、劇団EXILEの俳優鈴木伸之(30)が演じる夫の草刈悟郎は「超保守主義」の伊賀忍者。現在でも敵対し、ライバル忍者の末裔(まつえい)でもある2人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動に暗殺事件! 2人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件に発展する。

同作は「ルパンの娘」シリーズなどでユーモアミステリーの旗手として知られる横関大の最新作「忍者に結婚は難しい」(講談社)が原作の忍者ラブコメディードラマ。

第10話で甲賀忍者の蛍は、伊賀忍者の風富小夜(吉谷彩子)と対峙(たいじ)し、監禁されている夫の悟郎を解放するよう求めた。すると小夜は、悟郎を自由にする代わりに、伊賀の任務を引き受けてほしいと言い出す。その任務とは、ある人物を殺してほしいというものだった。小夜は、蛍がこの任務を成功させれば悟郎に制裁を加えない、と約束する。

草刈家に戻った蛍は、早速、現場となるシンポジウムの会場を調べ始める。一方、音無祐樹(勝地涼)も、蛍に暗殺の任務を依頼したことを小夜から教えられる。音無は、そのことを悟郎が知ったらどうするのか、と小夜に問いかけた。すると小夜は、「言わなければ知ることもない。あの2人、もう会うことはないんだから」と返す。

依然、捕らわれの身の悟郎はその事実を知ることもなく、蛍は無事に逃げおおせたと思っていた。

蛍は、父・月乃竜兵(古田新太)のアパートで武器の準備をするとともに、妹の雀(山本舞香)、伊賀忍者ながら蛍と行動をともにしてきた宇良豹馬(藤原大祐)に、伊賀から暗殺の依頼を受けたことを伝える。蛍の覚悟を知った竜兵は、「必ず、生きて戻れ」と告げて蛍を見送る。