女優白石聖(24)、俳優中川大輔(25)、俳優丸山智己(47)、俳優仲村トオル(57)の4人が4月スタートのフジテレビ系カンテレ制作の4月期連続ドラマ「合理的にあり得ない~探偵~上水流涼子の解明~」(月曜午後10時)に出演する。

今作は、明晰(めいせき)な頭脳とずばぬけた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする主人公の女探偵・上水流涼子を女優天海祐希(55)が演じる。タッグを組むIQ140の相棒・貴山伸彦は歌手で俳優の松下洸平(36)。2人でさまざまな依頼を、超大胆な方法で解決していく。不条理がまかり通る現代の“あり得ない”敵を、“あり得ない”手段で葬る、極上痛快エンターテインメントだ。さらにレギュラーキャスト6人のポスタービジュアルも解禁された。

今回、出演が決まった白石が演じるのは、諫間慶介(仲村トオル)の娘で、名門の綾目女子大に通う、諫間久実。大企業の社長で厳格な父に対して遅めの反抗期を迎えていて、自分の行動にいちいち口を挟む父を嫌っている。お嬢様育ちのため、人をすぐに信じてしまう性格で、ある依頼をきっかけに涼子と出会うことになる。

白石は「台本を読んで、めっちゃ面白い!こんな天海さんが見たかった!と思いました。撮影も始まり、ほどよい緊張感の中で、とても楽しく過ごしています」と語った。

中川が演じるのは、貴山の古い友人で、新宿・歌舞伎町にたむろする裏社会の住人、有田浩次。半グレや暴力団とは一線を画す、若者たちの独自の自警団のようなグループを形成し、その若きリーダー。貴山が上水流エージェンシーに入った後は、裏社会の情報や人員の協力を行っている。

中川は「僕が演じる有田浩次は、歌舞伎町にたむろする裏社会の若きリーダーです。チャラチャラしていて乱暴な部分もありますが、人をカテゴリー分けせず、本来の姿を見る自由な心を持っています。ニコニコと愛嬌(あいきょう)ある表情から一変、キレさせたら怖い一面もあるので、役の幅の広さを全話通して大切に演じていきたいと思っています」と話した。

丸山が演じるのは、警視庁の相談センター窓口に勤める元刑事、丹波勝利。かつて捜査一課で、涼子の傷害事件の捜査を担当し、警察内で唯一、涼子の無実を信じ、味方となったため相談センターに異動させられる。ダーティハリーを尊敬し、涼子たちにさまざまな依頼を仲介している。

丸山は「天海さんとは実に5回目の共演になりますが、天海さんとのお仕事はいつも特別な思いがあります」と語った。

仲村が演じるのは、総合商社・諫間グループの社長、諫間慶介。妻が他界してから、娘の諫間久実と2人暮らし。涼子の父は、諫間の父が社長の頃から諫間グループの顧問弁護士を務めており、2代目の社長となった諫間も涼子の卓越した能力を認めており、弁護士顧問を任せていたが、傷害事件を機に解雇。その決別をきっかけに、涼子との関係は断絶している。ビジネスに関しては、常に冷静冷酷な人物だ。

仲村は「本を読んで、軽さと重さ、明るさと暗さ、楽しさと悲しさのさじ加減、バランスが面白そうだと感じました。久しぶりにご一緒する光野監督、そして天海さんがセンターにいる現場なので、安心感があります」と話した。

原作は映画化された「孤狼の血」で知られるミステリー作家柚月裕子氏の同名小説。「クセ強コンビ」が理不尽な悪党たちを“あり得ない”手段で葬る。また、2人が抱える過去にも立ち向かう。上水流は弁護士資格を剥奪されたきっかけの傷害事件の真相を、貴山は家族との確執を追う。