King&Prince永瀬廉(24)が、映画「法廷遊戯」(深川栄洋監督、11月10日公開)に主演し、弁護士役に初挑戦することが9日、分かった。昨秋に撮影し「自分が今まで密接に関わってきたことがない職業で、どのような弁護士を作り上げるか、ということも楽しみの1つでした」とコメントした。

「ミステリが読みたい!」21年版新人賞に輝いた五十嵐律人氏の同名小説が原作。永瀬は、法曹の道を目指す主人公「セイギ」こと久我清義(きよよし)を演じる。セイギの幼なじみで同じく法律を学ぶ織本美鈴役を杉咲花(25)、模擬裁判の天才・結城馨役を北村匠海(25)が務める。ロースクールの学生だった3人が卒業後に殺人事件が起こり、それぞれ被疑者、弁護士、被害者となる。死の秘密をめぐるミステリーだ。

19年の「うちの執事が言うことには」以降映画主演が続く永瀬にとっても、専門用語などが多い弁護士役は大きな挑戦だ。撮影前には裁判傍聴にも訪れたといい「実際の法廷での思わず背筋が伸びる空気感や緊張感を肌で感じ、より撮影が待ち遠しくなったことを覚えています」と明かした。

役どころについて「清義は他人には言えない過去を抱えていて、美鈴以外にはなかなか心を開けない人物です」と説明。「3人それぞれの過去と秘密が複雑に絡まり合う、最後まで目の離せない“ノンストップ・トライアングル・ミステリー”です。どんな結末が待っているのか、ぜひ見届けてもらえるとうれしいです」とアピールした。

○…杉咲は永瀬と初共演。「悲劇のさまが皮肉で痛切な物語だと感じました。現場で感じた独特でじとっとした空気感が、どんなふうに切り取られているのか、私自身も楽しみです」と話した。4年ぶり2度目の共演となる北村は「深川組であり、そして友人の永瀬くんと杉咲さんが出演する作品と聞いてすぐやりますと答えました」と明かし「見ている人も自分の価値観を見つめ直せるような、誰が正しい正しくない、自分の正義を問える映画だと思います」と説明した。