TBS系の生中継実況を担当する新夕(にった)悦男アナウンサー(48)は、侍ジャパン先発ダルビッシュ有投手(36=パドレス)が3失点した直後の反撃、逆転に声を高ぶらせた。

3回裏無死一、二塁でラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が強い打球を放つと、新夕アナは「入ってきたボール! 二遊間抜けた! セカンドランナー三塁を蹴ってホームに帰った! 1点返した侍ジャパン! さらに一塁、三塁のチャンスを作る!」と絶叫。スタンドで応援するヌートバーの母久美子さんの姿も映されると「お母さんも大喜び! さあヌートバー! 流れを変える!」と興奮した。

さらに、吉田正尚外野手(29=レッドソックス)が逆転の2点打を放つと、新夕アナは「これが史上最強の侍ジャパン!」と誇らしげにコメント。「誰かひとりに頼るではなく、誰もが自分の役割をしっかりして、ダメなら次へとつないでいく」と侍イズムを表現した。

直前の3回表には、韓国の8番、梁義智の先制2点本塁打に「レフトに上がったボールは…見上げている! 無情にも…レフトスタンドに飛び込んだ! 先制点は韓国!」と声を上げただけに、喜びもひとしおの様子だった。

スポーツ中継を多く担当する新夕アナは、WBCにはラジオ中継も含めて第1回大会から関わってきた。新夕アナは10日の試合前に局を通じて、コメントを発表。「6年ぶりの大会でまた新たな未来へと向かう野球の魅力をお伝えできればと思っています。栗山監督は『ファンと一緒に戦うんだ』と話されています。その一助となるべく、この大事な試合のあらゆる場面を選手、コーチ、スタッフそしてファンの皆さんと思いを1つにシンクロできればと考えています」と思いを明かしていた。

【WBC】ライバル韓国戦、先発はダルビッシュ 侍ジャパン連勝なるか/ライブ速報中