池松壮亮(32)が12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「シン・仮面ライダー」(庵野秀明監督、17日公開)プレミア上映レッドカーペットで「1週間前に無事に完成しました。そして1週間後に無事公開できそうです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

池松は劇中で、仮面ライダーこと本郷猛を演じる。21年9月30日に都内の新国立美術館で行われた「シン・仮面ライダー対庵野秀明展」合同記者会見で、主演が発表されてから1年半…。池松は「長い長い道のり…完成版は昨日。見ることが出来た」と本編を11日に初めて見たと明かした。そして「まだボウッとしているけれど、すごいものが映っていた」と口にした。仮面ライダー2号こと一文字隼人を演じる、柄本佑(36)が「すごいサプライズがある」と口にしたのを引き合いに、池松は「佑さんが言うように、すごいサプライズが待っていると思う」と語った。

映画の詳細は明らかにされていないが、21年9月30日の会見の中で、池松は「世界にはびこる問題が詰まったタイムリーな内容。これから撮影ですが、この国の夢を引き継ぐ覚悟で50年ぶりに新しいものを生み出す」と、今の時代の問題を「仮面ライダー」の世界観に落とし込んだ作品であることを示唆。

緑川ルリ子役の浜辺美波(22)も「4幕に分かれていて驚いた。仮面ライダーシリーズの疑問の理由が全部、書かれていて納得した」と明かしている。