女優宮原華音(27)が、21日に東京・後楽園ホールで開催される立ち技打撃格闘技興行「RISE167」のチャレンジマッチ・フライ級(52キロ)で金子久美子(26)と対戦し、プロデビューを果たす。小2から空手を始め、小4から全国大会3連覇。16歳から芸能活動を始め、14年には「ハイキック・エンジェルス」で映画初主演。14日公開の「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」(坂本浩一監督)では女忍者として、キレのあるアクションを披露している。前編はプロデビュー戦への意気込みを語った。

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緊迫したリングの上が待ち遠しい。宮原が自慢の必殺技で勝利をつかむ。自身のインスタグラムでは、170センチの長身を生かしたハイキック動画を多数アップしており「ハイキック女子」の異名を持つ。

「ハイキック女子って名乗っちゃってる以上、ハイキックで決めたら完璧かなって思います。そしたら120点ですね」

昨年5月からはオーディションに合格し、RISEのラウンドガールを務めている。試合に勝てば、その後の試合でラウンドガールとして立つ可能性もある。「そんな簡単ではないことは承知の上ですが」と前置きしながらも自信を見せた。

「自分の試合のラウンドガールはできないですけど、無傷で勝てばその後、やっていいよって。ただ、あざがすごいとか、足を引きずるとかだと、休めとは言われています。でも、気持ちとしてはやりたいです。できたらもう超最高。200点ですね」

プロデビュー戦へのきっかけは、昨年10月からMCを務めるRISEのラジオ番組「RISE STUDIO」(渋谷クロスFM)だった。共演したRISE伊藤隆代表からラブコールを送られた。

「伊藤代表から『試合出なよ』って言われて。え、自分ですか、みたいな。試合って言われたんで、アマチュアの大会をイメージしていたんですよ。自分がやっていた空手でも、アマの大会でポイント制の試合とかもあったんで。その話をしたら、伊藤代表から『いいよ、いいよ。本戦でしょ』って言われて。でも本当に出るのかなって、半信半疑で…」

トレーニングで迷いを打ち消した。女優活動と並行しながら、週1の練習を徐々に増やしていった。今年1月には、アマチュア大会「RISE Nova」に初参戦し、ミドルキックで秒殺KO勝利を飾っている。

「仕事の都合でいけない時もあるけど、週1から週3、4回になったという感じですね。今はもう週6です。3月からはプロの方と一緒に練習させてもらってます」

対戦する金子は一般人ながら、アマの大会での勝利経験があるという。宮原は「戦績は全然あちらの方が上」と謙遜しながらも対策は抜かりない。

「もともと空手ってフックがないんですよ。正拳突きとか真っすぐしかなくて。あと、私がやっていた伝統派空手は、帯より下を蹴っちゃいけないので。だからローキックの練習もしています」

女優と並行しながらのプロ挑戦は、ケガなどのリスクも付きまとう。それでも宮原を前進させるものがあった。

「RISEのラウンドガールになってから、“RISE愛”がすごい増して、もっとこの面白い団体を見てもらいたいっていう気持ちがあって。格闘技も好きだけど、RISE自体をもっと見てほしい。こんなに面白い選手とか、いい選手がいっぱいいるから。RISEを盛り上げる一部になりたいって思ってるので、そのお手伝いができるのであれば、試合も出ますって感じです」

女優を軸足にラウンドガールと“格闘家”の三刀流で、相乗効果を狙う。「あくまで肩書は女優です」と前置きしつつ、今後の展開を語った。

「今はこの1試合のことしか考えてないですけど、でもRISEで人気というか、ラウンドガールでこんな人いるんだとか思ってもらえたら、映画とかにもつながると思ってますし、映画でこんな動ける人、何してるんだろうって思ってもらえたら、RISEにもつながると思っている。相乗効果があると思っているので、どっちかだけっていう気持ちはないですね」

 

◆宮原華音(みやはら・かのん)1996年(平8)4月8日、秋田・湯沢市生まれ、東京育ち。小2で両親の勧めで空手を始める。流派は国際松濤館。小4から国際松濤館の全国大会3連覇。小5では全日本少年少女空手道選手権大会(女子・組手部門、全空連主催)で優勝。中学でも空手は継続し、陸上部にも所属。12年度「三愛水着イメージガール」に最年少で就任。14年に「ハイキック・エンジェルス」で映画初主演。19年に日体大卒業。22年5月から立ち技打撃格闘技興行「RISE」のラウンドガール「R-1SE Force」としても活動中。現在の所属事務所は「FIRSTORDER AGENT」。170センチ。