俳優の坂上忍(55)が昨年4月に千葉・袖ケ浦市内で開業した動物保護ハウス「さかがみ家」の活動について語った。29日、都内で行われた「パナソニック保護犬猫譲渡会2023」のトークセッションに出席。保護犬、保護猫と暮らした1年間について「まだ1年そこらですからたいしたことはやってないです」と振り返り「最初の1年はスタッフさんに経験していただくために、それこそ(周囲の団体の)下請け業で勉強しながら1年やりきりましょうということで。今年4月からは独自に、少しでも(他団体に)追いつけるようにやらないといけないクールに入ったと思ってやっています」と語った。

坂上は14年4月から8年間MCを務めたフジテレビ系「バイキングMORE」終了後の昨年4月に千葉・袖ケ浦市内で動物保護ハウス「さかがみ家」を開業。関係ある動物保護団体から犬6頭、猫10匹を受け入れて飼育を開始していた。活動については「大変なことしかないで。こんな大変なのっていうのが正直な感想ですかね」と心境も口にした。

「うちがトライして、もしかしたらダメになるパターンもあるけど、モデルケースとして成功できたら、あとに続く方にも還元できるシステム作りができるんじゃないかということでやらせていただきましたけど」と思いも語り、医療費などが整備されていない現状にも言及。「この前、千葉県知事にも会いましたけど、医療費なんて計算がつかないので。いつ風邪ひいたらとか人間でもわかるわけないので。そういうのを(団体の)みなさんがやりくりして捻出してという現状だから。よくやってますよね。本当に。動物が返してくれるものも大きいんだけど、人間が返せよ、もっと手伝えよというのが率直な感想なんですけどね」と語った。

さかがみ家は土地から建物まで全て自費で完成させた2階建てのハウス。1階が犬、2階を猫用とし、ケージや遊具のほか「雨の時でも屋外と同じ気持ちで遊べるように」と2階には太陽光を多く取り込めるガラス張りのサンルームも備えた。総敷地面積はハウス横の池も含めて約1万5000平方メートルで屋外には広大なドッグランも完備した施設となっている。坂上は収益をあげながら運営を成立させることを目指しており、一般公募などで集まった10人前後のスタッフは賃金を受け取り、収益を支えるビジネスとしてオリジナルペットフードやグッズ販売なども考案している。

坂上は「僕らは本当に自力運営にこだわってやっていますので。収益をあげるという部分と動物を守るという部分の両輪でいかないといけないので」と決意を口にし「例えば今日みたいな大きな譲渡会に参加させていただく時も、今年は物販ブースを作ってくださっているじゃないですか。そういう時も(スタッフとして入っている)野々村真が朝から物販で売ってますからね。やれることはなんでもやって、得たお金をどれだけきれいに使えるかしか考えてないので。僕も一動物好きのおじさんとして来ているだけですので。勉強の年は終わったので、今年はフル回転でやらせていただいています」と語った。