タレント長嶋一茂(57)が19日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、番組共演歴がある歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が前日に救急搬送され、両親の市川段四郎さん(76)夫妻が亡くなったことについて言及した。

一茂は、猿之助の話題が番組で伝えられると「本当にびっくりとしか言いようがないですよね」と言葉を発し、「番組でも何度か共演させていただいて、とてもバイタリティーあふれて、コメントもとても明朗快活にお話しされていて、楽しい方」と振り返った。

猿之助について「番組にいても周りの共演者を楽しませるという思いが(あった)。これは、4代目を襲名された教育、というのもあったのかな」と想像し「歌舞伎の伝統、文化を継承していく、紡いでいくという手段とか、方法とか、心構えというものを、かなり幼少のころから教育されていて、それも一番身近な方、つまりお父さんだったり、おじさん(市川猿翁)だったり。他の関係者、スタッフも含め、一族で守っていかなきゃいけない、というプレッシャーだったり義務だったり責任だったりというところは、我々本当にうかがい知ることができない苦労があったのかな」と推察した。

放送時点で詳細がわかっていないこともあり、一茂は「原則的に家族だったり家庭のことだったりというのは、他人にはわからないことがある」と神妙に語り「何が起きていたか、という真実、というところまでは分からないと僕は思う」とコメント。「何でこうなっちゃったのかな」と無念の様子で「『幕あいに弁当食べて見るのが好きなんです。今年は見に行きます』なんてバラエティー番組で話していたんですけど『ぜひ来てください』なんて言ってね」と、猿之助との会話を回想した。