女優桜井ユキ(36)が主演を務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「ホスト相続しちゃいました」(火曜午後11時)の第6話が23日に放送される。

火曜午後11時開始の30分枠は「火ドラ★イレブン」と名付けられ、4月から新設された。桜井は民放連続ドラマ初主演で、広告代理店に勤める主人公の本橋久美子を演じる。ある日、叔父からの遺言で突然歌舞伎町のホストクラブ「MAJEST」を相続することからストーリーは始まる。

本来は発想力豊かで奔放なのに、いつしか常識に縛られるようになった女性と、一見非常識なのに、実は芯があるイケメンホストたちの物語。「MAJEST」の3幹部である“社長”直樹は三浦翔平、“代表”MasatoはFANTASTICS八木勇征、“総支配人”如月武蔵はEXIT兼近大樹が演じる。

第6話で、莉奈(志田彩良)に連れられ、久美子はオープンしたばかりのライバル店「Caelum」に足を踏み入れた。「MAJEST」よりはるかにきらびやかな店内に圧倒されていると、そこへ1人のホストが現れる。「ムーン・ライト」と名乗ったホストは…刺傷事件のドタバタ後、行方が分からなくなっていた如月だった。

如月の移籍は「MAJEST」に動揺をもたらし、ホストたちの間では店の先行きを不安視する声があがる。Masatoは「去る者は追わず」とクールな態度を見せるが、如月、Masatoとともに幹部として店の売り上げを担ってきた直樹は、仁義に反したやり方に納得がいかず、自ら如月奪還に向けて動きだす。

そんななか、昼は人材会社の契約社員、夜は売れないホストとして働くGAKU(笠原秀幸)が、店を辞めると言いだす。司法試験に失敗し、妻に捨てられたGAKUは、副業でホストを始めたものの、売り上げは万年最下位。それでも、ある理由から今日まで何とか頑張ってきたが、そろそろ引き際だという。

一方、久美子は新たなクリエーティブチームの室長に就任した桐沢(朝井大智)から、コピーライターをやらないかと声をかけられる。「人生のリブランディングにはいい機会だろ」-。その言葉にハッとした久美子は、ホストとしてのキャラクターが定まらず迷走してきたGAKUに、ある提案を持ちかける。