米映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック監督)が、22日に発表された公開7週目の全世界興行成績で全世界の興行収入(興収)の累計が12億4915万8920ドル(約1729億円)を記録した。これで18年の「インクレディブル・ファミリー」(12億4322万5667ドル)を抜いて、アニメ映画の全世界興行成績で歴代3位に浮上した。日本国内配給の東宝東和が24日、発表した。

映画の興行成績の集積、分析サイト「Box Office Mojo」調べで、23日現在で全米では週末3日の興行収入は960万200ドル(約13億3000万円)で、累計は5億4909万920ドル(約760億円)。北米を除く海外での累計興収は、7億6万8000ドル(約969億円)となった。 4月28日の初日から21日までの24日間で興行収入(興収)91億4035万6590円を記録した。

日本国内では、東宝東和が22日、19~21日までの3日間で7億4280万8730円を記録したと発表。5~7日の3日間で、初週の金曜日からの3日間に記録した興収18億4278万3160円を34・2%上回る、24億7333万4910円とハイペースで興収を積み重ね、7日までの10日間で興行収入(興収)65億3873万20円を記録。今年公開の映画で最速となる、公開わずか10日間での興収60億円を突破していた。興収137億円を記録した22年のトム・クルーズ主演映画「トップガン マーヴェリック」が、60億円を突破するのに31日間を要しており、3倍速いスピード突破となっていた。

アニメ映画の全世界興行成績1位は、19年の「アナと雪の女王2」で14億5000万ドル、2位は13年の「アナと雪の女王」の12億9000万ドル。「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は「アナ雪」超えを射程に捉えており、世界歴代1位に躍り出るか、注目だ。