神戸を拠点に歌手や俳優として活動する妃月(ひづき)洋子が29日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、4月12日に発売された新曲「時の轍(わだち)」のPRを行った。

コロナ禍で歌の仕事がほとんどストップし、映画やその他の仕事を行っていたが、ゆっくりと再開し約5年ぶりのリリースとなった。今回のポイントはなんと言っても「歌謡曲」であること。これまでポップスなどをメインに歌ってきた妃月にとって、このジャンルでは待望の自身初オリジナル作品となった。

もともと歌謡曲は大好きで「ポップスからそろそろ大人な感じの歌謡界にいってみたい」と思っていたタイミングで、作曲・編曲を務めた藤とおるから「歌謡界やってみる?」と声をかけてもらい実現した。実際に曲をもらった時には「わたしが思っているザ・歌謡曲という感じがして、歌謡界の新たなスタートの代表として歌ってみたい」と話した。また「どっちも良すぎて選べなかった」というカップリング曲の「door」は妃月が得意とするボサノバ風の歌謡曲。クリアに歌い上げた大人の世界になっている。

ボーナストラックとして「いにしえの恋歌」も収録。これは自身が卑弥呼役として主演する今年公開予定の映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」の挿入歌にもなっている。

8月25~27日には、自身のデビュー地である沖縄で、「生きる」をテーマとした舞台「未来へつむぐ」にも出演。

今回のリリースに合わせアーティスト名をひらがなから漢字に改めた。多彩に活躍する妃月がさらに新たな一面をみせる。