俳優高橋文哉(22)が29日、都内で、7月7日公開の主演映画「交換ウソ日記」(竹村謙太郎監督)完成披露試写会に桜田ひより(20)茅島みずき(18)曽田陵介(25)齊藤なぎさ(19)板垣瑞生(22)竹村監督とともに出席した。

高橋はただのイケメンではなかった。曽田が打ち明けた。曽田は高橋のことを役の名前を引用して「瀬戸山きゅん」と呼んでいるという。「スクリーンでもイケメンですけど、実は裏でもイケメンなんですよ。遊園地のロケでめちゃくちゃ寒かったんですよ。みんなが凍えてていて。やばいなってなっていたときに、瀬戸山きゅんが『これよかったら飲んでください』と、みんなのスープを買ってきてくれた。イケメンだよね。ほれちゃうかと思った。びっくりしました」と打ち明けた。

桜田からは「おいしくいただきました。もう本当に心がホッとしました。あらためて感謝の気持ちを伝えたいです」と言われた。高橋は「こんな場所でありがとうございます。本当に寒かったんですよ。僕も寒くて、みんなで温かいもの飲みたかった」と語った。曽田はさらに「泣きそうになっちゃって…瀬戸山きゅんってなっちゃって」と当時を思い出し、感動していた。

原作は櫻いいよの同名小説。高校2年生の希美(桜田ひより)は、ある日移動教室の机の中に、ただひと言、「好きだ!」と書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)だった。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。ところが、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやりとりを続けてしまう。

いつも空気を読みすぎてしまう話し下手な希美は、自分とは正反対の、思ったことをはっきりと口にするド直球な瀬戸山を最初は苦手に思っていたが、彼を知るうちに引かれていく。その一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき、事態は思わぬ方向へ進んでいく。