女優梨里花(12)がフジテレビの連続ドラマ「もう一度パパと呼ばれる日」(6月6日開始、火曜深夜0時25分)に出演する。1度は家庭を離れた主演のEXILE、NAOTO(39)演じる父親が妻の死をきっかけにシングルファザーとして奮闘する物語で、娘役を務める。子役として多くのドラマで活躍してきた注目株が、見どころや“大人の女優”へと成長する意気込みを語った。

出演はオーディションでつかみとった。手応えある演技ができたといい「気持ちが乗っている中でセリフが出て動けていて、快感で充実感が得られました。苦手な冷たい感じのお芝居でも気持ちがちゃんと回っていて、良い視線で演技ができました」と笑顔で振り返った。

今春の中学校進学を機に所属事務所も移籍するなど、心機一転の一作でもある。「これからもこの仕事をずっとやりたいと思ったので、大人の世界に入るためにも区切りとしました」。 まだあどけなさも残るが、私服のテイストを「落ち着いた清楚(せいそ)系に変えました」と語るなど「もう子役じゃないという感覚です」と言い切る。目標は女優杉咲花(25)。「見ていて共感してもらえる、相手を感動させられるリアルな演技をしたい」と力を込めた。【松尾幸之介】

◆梨里花(りりか)2010年(平22)7月20日生まれ、東京都出身。2歳から吉澤梨里花としてテアトルアカデミーに所属し、4歳時にTBS系ドラマ「最強のオンナ」で女優デビュー。以降も21年NHK大河ドラマ「青天を衝け」、22年同連続テレビ小説「ちむどんどん」、22年テレビ朝日系「六本木クラス」など多くの話題作やCMに出演。今春からHONESTへ移籍し、芸名も梨里花へ変更。バレエ、合気道、ピアノ、英会話を習っている。身長149センチ。