類いまれな歌唱力から歌怪獣の異名をとる歌手島津亜矢(52)が10日、都内で、ポップスのみを歌唱する初の全国ツアー「SINGALONG(シンガロン)」の東京公演を行った。

このツアーのために先月末にリリースした両A面シングル「SINGALONG」「笑い話」のほか、「アイノカタチ」「田園」「誕生」「あの素晴らしい愛をもう一度」など、ポップスのみアンコールを含めて全17曲を熱唱。オートクチュールのドレスをはじめ、着物姿ではない、演歌を歌わない島津亜矢を魅せた。

公演前に取材に応じた島津は「演歌を歌わないので、ファンの方の反応が心配でしたが、(地元の)熊本では、最後には全員が立ち上がって拍手を贈ってくださいました。感動で涙が止まりませんでした」。

10年からカバーアルバム「SINGER」をリリース。「ライフワークとして続けてきました。マキタスポーツさんに歌怪獣と名付けていただき、演歌ではない仕事も増えてきました。いつかポップスのコンサートをと思っていたのですが、ついに実現して。本当にうれしいです」。

「自分で選ぶと思い入れが入っていしまう」という理由から、この日の選曲には自身はタッチしていないという。それでも、中島みゆきの「誕生」は「大好きです。大きな愛を歌っていて、愛を感じる歌です。私も人に大きな愛を届けられる人間になりたい」と語った。

ポップス愛ばかりが強調されるが「一番好きなのは北島三郎さんです。なかなかこんなチャンスはないので、幸せに感じながらやらしていただいています」と話した。

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