女優桜井ユキ(36)が主演を務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「ホスト相続しちゃいました」(火曜午後11時)の最終回が4日に放送される。オラオラ系ホストのMasato役を演じるFANTASTICS八木勇征(26)が3日、オンライン取材に応じ、最終回への意気込みやホストを演じてみての感想などを語った。

◇  ◇  ◇

ドラマはホストクラブ「MAJEST」が舞台。八木はオラオラ系ホストのMasatoを演じている。

「最初の方は、僕自身も台本をいただいてからMasatoって、やっぱり本当に強いし、そういったイメージではありながらも、最初の冒頭で妹が出てきたりとか。本当に自分に近い存在で、家族だったりとか、ホストクラブの仲間でいうと『MAJEST』のメンバーだったりとか、そういった自分に近しい存在の人をすごく大切に思っている」

そんな“オラオラ”の一方で、ドラマ中盤からは違う一面も見せ始める。

「桜井ユキさん演じる久美子に、自分の弱い部分っていうのを初めて見せたというか。そこで1歩、Masatoも成長、踏み出しているんですよね。自分自身、勇気持って僕自身も演じている上で、1歩そこでマインドを変えるというか」

役柄とともに成長を体感していた。

「一緒になって進めたような気がそこでしてて、だからすごい一体になってましたね。一緒になって進んでいくという感覚になってました」

ホストを演じるにあたって、実際のホストに話を聞いて役作りに励んでいた。

「相手方のことを本当に女子としてリスペクトしつつも、お店なのでお金を使っていただくじゃないですか。そこで来ていただいている方に対して、使わせたいと思えるような相手にならなければいけないということをおっしゃっていて。お店に来るという時点で、本当にお金を使いに来てくださっている方々なので、それをこのお酒が高いからいいよって、親切心でやってしまうのは必ずしも正解じゃないとか。そういうのを聞いた時に、なるほど、その謙虚さがプラスになるわけでもないんだなって思った。姫自身に対しては、この人とこのお酒を一緒に飲みたいなって、思ってもらえるような、プラスになるのが一番だなと思いながらやってました。その目線だったり、声も含めて」

桜井を筆頭に共演者とは仲がよかったという。

「(桜井)ユキさんとは、本当にすごく頻繁に連絡を取っていて。おいしそうなものとかがあると、お互い送ってグルメマウントみたいな。『今日はこれ食べました、どう?』みたいな、ちょっとおいしかったよね、とか。ちょっとうらやましいですね。ユキさん、食のセンスが大変よろしくて、僕自身もすごく行ってみたいなって思うものを送ってくださったりとか、一緒にお酒を飲ませていただいてます。お仕事のお芝居の話も聞いたりとか、なんかすごいプライベートの時間もたくさんかわいがっていただいていて、本当にすごく大好きですね。姉さんみたいな感じです」

桜井が姉とするなら、「MAJEST」の三幹部である“社長”直樹を演じる三浦翔平(35)は“兄”だった。

「翔平さんは撮影中の時もそうなんですけど、もちろんプライベートでもご飯食べに行かせていただいたりとか、飲ませていただくこともあったり。撮影中もお昼ご飯に抜け出して近くのカレー屋さんに行ったりとか、ラーメン屋さんに行ったりとか、っていうのはしてましたね。だから本当に兄貴ですね、兄貴的存在」

ホスト夜空流星を演じた宮世琉弥(19)は“弟”だった。スタッフとも交流があった。

「琉弥ともプライベートでお互いの家を行き来し合ったりとかするぐらい。あと翔平さんも僕の家に来たりとかありましたし、お仕事以外でも現場の方々も、近しい交流をさせていただけてるなと思います」

最終回の見どころも語った。

「久美子さんへの好意的な言葉っていうのは、今まで放送続けて見てきた方々だったら、また色恋営業なんじゃないかみたいな、Masatoが得意な言葉を出していると思う方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、その中でもMasatoの変化があった後の言葉なんで。そこが一体どういうことなのか、また色恋営業なのか、それが結ばれるのか、結ばれないのかだったり。また久美子さん自身もホストクラブから自分がずっと夢描いていた道を進み始めていく中で、どういった最終局面に向かえるのか、っていうのはすごく見どころなんじゃないかな、と思います」

最終話の台本を読んで感銘を受けていた。

「読ませていただいた時はシンプルに、こうなるんだ。めちゃくちゃいいなって僕は思いましたね。その後にユキさんとかにも、翔平さんにもそうなんですけど、『読みました僕。すごい好きだったんですけど』って言ったら、みんなもユキさんも本当にすごいいいって言ってて。翔平さんとかは普通にジンときちゃったってみたいな、最後の方とか、って言ってて。やっぱり僕が思ってたことは、皆さんも思ってたってことを感じくれてたんで、すごくうれしかったし、台本をいただいた時はこのシーン撮りたいなって思いになりました」

取材会の最後に、八木はホスト役としてのサービス精神を見せつけた。「恥ずかしいんですけど」と言いながら、画面越しに記者を“姫”に見立てて、魔法をかけた。

「いい記事書いてくれたら、今夜は一緒に俺と過ごしてあげる〓(ハート)」

◇  ◇  ◇

同作が放送されている火曜午後11時開始の30分枠は「火ドラ★イレブン」と名付けられ、4月から新設された。桜井は民放連続ドラ初主演で、広告代理店に務める主人公の本橋久美子を演じる。ある日、叔父からの遺言で突然歌舞伎町のホストクラブ「MAJEST」を相続することからストーリーは始まる。

本来は発想力豊かで奔放なのに、いつしか常識に縛られるようになった女性と、一見非常識なのに、実は芯があるイケメンホストたちの物語。「MAJEST」の三幹部である“社長”直樹は三浦翔平、“代表”MasatoはFANTASTICS八木勇征、“総支配人”如月武蔵はEXIT兼近大樹が演じる。

「好きな女いたらもうホストできねえよ」--。最終話でMasatoは、オーナーとして経営不振だった「MAJEST」を立ち直らせ、如月をも改心させた久美子に、特別な感情を抱くようになった。花火の夜、ついに素直な気持ちを打ち明けるが、ホストの悲しい宿命か、一世一代の愛の告白は、久美子に色営だと思われてしまう。一方、直樹もまた、久美子が店の経営から退くことを機に、あることを決意する。

2カ月後、久美子は歌舞伎町の未来を広げようと、新たな事業を始めていた。久美子は歌舞伎町で生きてきたワケあり風なスタッフも次々と採用し、昼職と夜職の橋渡しをするという目標に向かって走り出す。するとそこへ、ナッシー(坂口涼太郎)から、「姫として、久しぶりに店見にこない?」と電話が。客として久々に足を踏み入れた「MAJEST」では、久美子が掲げた企業理念のもと、如月やルイ(鈴木ゆうか)、流星(宮世琉弥)をはじめ、全てのホストたちがイキイキと接客していた。

唯一の肉親の死をきっかけに、ホストクラブを相続した久美子。非常識だらけの世界に転がり込み、さまざまな苦難を乗り越えてきた結果、常識から解き放たれた彼女が新たなステージで目指すものとは。さらに、直樹・Masatoとの恋は。