東山紀之(56)が7日、都内で行われたジャニーズ事務所の会見に出席し、同事務所の新社長就任にあたって「年内をもって表舞台から退く」と、タレント業を引退すると発表した。

会見で新社長就任が発表され、東山は「新社長に就任した東山です。ジャニー喜多川氏の性加害を認め、謝罪します。この事実に真摯(しんし)に向き合う。年内をもって引退します。今後は人生をかけてこの問題に取り組んでいく覚悟であります」と話した。引退を決めたのも「ここ最近だった」と明かした。

先月9日に最終回を迎えたテレビ朝日系「刑事7人」シリーズにも主演するなど、俳優として活躍中。現在のところ、10月8日からは主演舞台「チョコレートドーナツ」(東京・渋谷PARCO劇場ほか)の再演が控えており、12月にはファンに向けてのディナーショーの開催も予定されている。

東山は「舞台を降りることでたくさんの方にご迷惑をかけるので、それはやらせてほしいと。ファンクラブも立ち上げたので、そこで(ファンに)ごあいさつもさせてほしいと。実質的には来年から動くことになる」と説明した。

あらためて「世間の皆さんにご迷惑をおかけしているので、自分に何ができるのか考え、被害を受けた方もたくさんいる、その救済、補償を考えることも必要。人生かけてやらないといけない」と覚悟を示し、「大変な犯罪なので、(ジャニー氏が)亡くなったとはいえ、誰かが引き継がないといけないとずっと考えていた。その中で僕の使命であるのではないかという思いが強くあったので、人生をかける決断をしました」と述べた。また社長就任は「誰にも相談しませんでした。1人で結論を出しました」と明かした。

前社長のジュリー氏は、東山に社長就任を打診した理由を聞かれ「やはり最年長でうちに一番長くいてくれたということで。相談した時に、二足のわらじは難しいと思うので、その覚悟をもってお願いできないか、というのを申しました」と明かした。「それで1日考えて即答してくれたもので。やはり引退してもらうというのは大変なことだと思います。その覚悟を持ってもらえる存在として、まず東山に打診させていただきました」と説明した。

東山は1966年(昭41)9月30日、神奈川県生まれ。79年5月にジャニーズ事務所に入り、82年に少年隊を結成し、85年に「仮面舞踏会」でデビューした。同事務所で初めてNHK大河ドラマに主演するなど活躍。私生活では10年に女優木村佳乃と結婚している。現在は所属タレント最年長で“長男”とも呼ばれている。

現在のレギュラー番組は2つで、TBS系「バース・デイ」(土曜午後5時)ではナレーター、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(午前5時50分)ではメインキャスターを務めている。今月3日の同番組冒頭では、「8月29日に、再発防止特別チームにより発表されました厳しい指摘と改革案を含む調査結果を重く受け止め、9月7日に会見を開き、今後の取り組みに関して事務所がご説明することになっています」とし、「その会見を前に、今日の段階では私としてはこれ以上のコメントは控えさせていただきますことをご理解いただければと思っています」と話すにとどめていた。

◆東山紀之(ひがしやま・のりゆき)1966年(昭41)9月30日、神奈川県生まれ。79年5月にジャニーズ事務所入り。錦織一清、植草克秀と82年に「少年隊」を結成し、85年に「仮面舞踏会」でデビュー。93年のNHK大河ドラマ「琉球の風」で、同事務所として初めてNHK大河で主演を務めた。私生活では2010年に女優木村佳乃と結婚し、現在は2児の父。17年10月からテレビ朝日系情報番組「サンデーLIVE!!」(日曜午前5時50分)でメインキャスター。TBS系「バース・デイ」(土曜午後5時)ナレーター。血液型A。