英国のヘンリー王子(39)の妻メーガン妃(42)に対し人種差別的発言をした可能性が取りざたされる英王室のキャサリン皇太子妃(41)が11月30日、夫ウィリアム皇太子(41)と共にチャリティーイベントに出席した。メーガン妃と親しい伝記作家オミッド・スコビー氏が11月28日に発売した英王室の暴露本「エンドゲーム」のオランダ語版で、人種差別発言をした王室メンバーの1人として誤って実名が記載される騒動が起きてから、公の場に姿を見せたのはこれが初めてとなった。

米ピープル誌によると、英ロンドンにあるロイヤル・アルバート・ホールで行われた毎年恒例のイベント「ロイヤル・バラエティー・パフォーマンス」にそろって出席した皇太子夫妻は、会場に到着すると集まった大勢の報道陣から「エンドゲーム」に関する質問を浴びせられたという。しかし、問いかけには一切応じず、平静を保ったまま会場入りしたと伝えている。

ネックラインにクリスタルの装飾が施された鮮やかなブルーのロングドレスを着用していたキャサリン皇太子妃は、車を降りた後に関係者らに向けて笑顔も見せていたという。その後2人はレッドカーペットを手をつないで歩き、皇太子が妻の背中に手を置いてエスコートする場面なども見られたという。夫妻の公式SNSでは、歌手シェールらゲストと対面する様子やロイヤル・ボックス席からステージのパフォーマンスを鑑賞する姿などが公開されており、普段通り公務を行う2人を応援するコメントが多く寄せられている

「エンドゲーム」を巡っては、公表されないはずだったメーガン妃が長男アーチー君(4)を妊娠中に生まれてくる子どもの肌の色を懸念した王室メンバー2人の実名が、オランダ語版に記載される前代未聞の騒動が勃発。書店から初版が回収され、発売が中止となった。しかし、翌29日には英人気テレビ司会者ピアース・モーガン氏によって、発言の主はチャールズ国王とキャサリン皇太子妃だったと明かされ、世界中に大きな衝撃を与えた。著者のスコビー氏は、情報漏えいに関与していないと主張しているが、翻訳者は「原稿に名前は書かれていた」と反論しており、メーガン妃の関与などもうわさされている。

メーガン妃の応援団ともいわれるスコビー氏は、「エンドゲーム」の中でウィリアム皇太子を「権力欲にかられた王位継承者」と記し、キャサリン皇太子妃を「冷酷な女性」と呼ぶなど皇太子夫妻を批判している。現在まで、同書に関して王室から正式なコメントは出されておらず、皇太子夫妻も沈黙を貫いている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)