お笑いコンビ・ティモンディが4日、都内の小学校で行われたJA共済「好きがみつかるスポーツテスト」に参加した。囲み取材に応じた2人は、後輩選手へのパワーハラスメント行為が発覚して楽天を自由契約となった、高校野球の強豪・済美高(愛媛)の後輩・安楽智大投手(27)について質問を受けると、複雑な心情をにじませた。
ティモンディの2人は同級生で、安楽投手は済美高の4学年下の後輩に当たる。 ティモンディは21年に、楽天の「イーグルスファン感謝祭2021」に出演し、その際は安楽投手が3ショットを自身のインスタグラムに投稿している。それだけに、記者から「こういう場で恐縮ですが、後輩の安楽投手の問題については、いかがでしょうか?」と投げかけられると、笑みを返しつつも、やや口元が動くなど複雑な表情を浮かべた。
まず、前田裕太(31)が「先輩として、何かしてあげられることがあったと言うと4年ちょっと、差があって直接、しゃべっていないんで」と答えたが「イベントに関係のない質問は出来ません」と制した。その後も、記者から「ひと言でいいんで!」と重ねて質問が飛ぶと、“芸能人最速”142キロを誇る高岸宏行(31)も答えようとしたが、イベント関係者がその後も再三、止めに入った。高岸はうなずいて質問に応じる姿勢こそ見せたが、その都度、イベント関係者が制したため、笑顔を浮かべつつも答えなかった。
イベントは、JA共済連が地域、社会の貢献活動として、次代を担う子どもたちに向けて展開する運動プラグラムの一環として開催された。独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスと、投手として選手契約を結んだ高岸だが、体育館に集まった子どもたちを前に「最初は、キャッチボールが出来なかった。練習をすればするほど、成長することで野球が好きになった」と、意外にも野球が下手だったと明かした。
その上で「出会いのタイミングが大きかった。友達に誘われて入ったけど、キャッチボールが出来なかった。ヘタクソというレベルで、野球が嫌いになる時期もあった。10球あったら8、9球取れなかったのが3球、取れるようになった。楽しくなったのは4、5年生」と続けた。そして「最初は、練習も行きたくないとなったんだけど、みんなが1つ1つのプレーを褒めてくれた、楽しくキャッチボールをやれたのが大きかったのかな。周りから見たら下手だから、失敗したくない、近づきたくないとなると、楽しいと思える種があるのに見逃してしまう。」と、子どもたちに、まず楽しいと思うことが大事だと呼びかけた。
前田は「小学校3年生くらいから野球を始めました。僕は野球部の人数が少なくて周りが褒めてくれたから。重宝されたから…流れで。サッカーも好きですけど、たまたまです。人が足りなくて、やっていったら楽しみもあるんで、数が足りないという面でご縁があった」と、部の人数合わせが野球を始めたきっかけだったと明かした。そして「スポーツは、できる、できないではなく、体を動かして楽しむのがいい。我々もスポーツが縁ですから」と、相方の高岸に視線を送り、ほほ笑んだ。
高岸は「野球に育てて頂いた。恩も感じます。野球人口が減っているのは悲しい。でも、野球には無限大の可能性がある。キャッチボール1つ、河原で1対1のトスバッティングでいいから触れて、野球が好きだという子どもが増えて欲しい」と訴えた。そして、自身のネタを引き合いに「やればできる! と伝えたい」と、声を大にした。



