永野芽郁(24)が月9初主演を務めるフジテレビ系「君が心をくれたから」(月曜午後9時)の第3話が22日に放送され、平均世帯視聴率が5・6%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から7・2%、5・8%だった。平均個人視聴率は3・3%で、第1話から4・5%、3・4%だった。

第1話はロケ地となっている長崎県で世帯視聴率22・6%、個人全体で18・1%の高視聴率をマークした。

今作は永野演じる過去の経験から自分に自信が持てない主人公・逢原雨が、山田裕貴(33)演じる朝野太陽のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。異国情緒あふれる幻想的な街・長崎が舞台となる。

▼第3話あらすじ

冬の夜空を極彩色に染める「長崎ランタンフェスティバル」。その名物のひとつが、恋愛成就の願い事を書くとそれがかなうという「恋ランタン」だった。

高校時代、逢原雨(永野)は、朝野太陽(山田)と恋ランタンの話をした際に、太陽には初恋の人がいたことを知って悔しがっていた。祖母の雪乃(余貴美子)は、そんな雨に「大事なのは最初の人になることじゃない」といってある助言をする。それを聞いた雨は、閉まりかけていた長崎孔子廟(びょう)まで全速力で走り、手に入れた恋ランタンにある願い事を書く。

「味覚」を失った雨は、パティシエになるという夢が永遠に失われたことを痛感していた。雪乃から「健康な心と体があるうちはちゃんと働きなさい。時間を無駄にしたらもったいない」と言われ、思わず「無駄になんかしてないよ」と反論してしまう雨。

そんな雨の前に現れた日下(斎藤工)は、ひとつの五感が失われるとその翌日の深夜0時に次に失われる感覚とタイムリミットが腕時計に表示されることを告げる。そして深夜0時。雨の時計に「鼻」のマークと11日後の午後9時というタイムリミットが表示される。「視覚」や「聴覚」ではなかったことにホッとした、という雨に対して日下は、嗅覚はただ匂いを感じるだけのものではなくもっと大切な意味がある、と告げ……。