名古屋を拠点に活動をしている5人組バンド「スーパー登山部」が、今月10日に公式YouTubeチャンネルで公開した新曲に対し、韓国の著名歌手が94年に発表した楽曲に酷似しているとの指摘が相次いだとして、同バンドが22日までに、同チャンネルに事情を説明する文面を掲載した。
同バンドをめぐっては、公開された楽曲「山歩」が、韓国の人気歌手キム・グァンソクさんのヒット曲「風が吹いてくる所」にメロディーが酷似しているとして、聯合ニュースや中央日報など、現地大手メディアも相次いで報じる騒動となっている。
同バンドはYouTubeのコメント欄にハングル、日本語のそれぞれの文面を公開。「私たちの楽曲『山歩』について、多くのご指摘をいただき、まことにありがとうございます」と切り出すと、指摘を受け「風が吹いてくる所」を確認したと説明。「初めて拝聴し、私たち自身も驚くほど部分的にメロディが似ていると感じました」と認めた上で「韓国では有名な曲とのことですが、恥ずかしながら不勉強にて制作時にはこの楽曲を存じ上げておらず、山歩きをイメージして作曲したメロディが、部分的にたまたま似てしまったものとは言え、結果として類似した楽曲を発表してしまったことを真摯に受け止めています」とした。
同バンドは「『山歩』は、山や自然を歩くことで心や生活が豊かになる情景を思い描きながら作曲したものです」と楽曲がオリジナルであることを強調した上で「また、このご指摘をきっかけに、素晴らしい韓国の名曲を知ることができ、音楽には国境を越えて人と人をつなぐ力があると改めて感じております。日本の皆さまにも韓国の皆さまにも、私たちの音楽を温かく受け止めていただけましたら幸いです」とコメント。「Kim Kwang-seok様の名曲への敬意を胸に、今後はより注意深く制作に取り組みます。ご指摘くださった皆様にも深く感謝いたします」と結んだ。
公式サイトによると、同バンドはボーカルHina、キーボード・ボーカル小田智之、ギター・ボーカルいしはまゆう、ベース梶祥太郎、ドラム深谷雄一の5人。2023年1月に小田が中心となって結成し、バンド名に「登山部」とあるように、山荘ライブなど、音楽と登山を組み合わせた活動をしている。
キム・グァンソクさんは韓国の著名なシンガー・ソングライターで、96年に死去。「風が吹いてくる所」は、後年もカバー作品やドラマへの挿入歌としての起用が続くなど、国内で広く知られた人気曲となっている。



