11日に81歳で亡くなった兄弟デュオのビリー・バンバン菅原孝さんの弟、菅原進(78)が28日、都内で「浜口庫之助 傑作選ライブ」に出演して兄をしのんだ。「あんなに優しくて、頑固な人はいない。思い出がよみがえって、とても寂しい。とても仲が悪かったけど、だんだんと分かり合った。1969年のデビュー曲『白いブランコ』は大ヒットした。隣に兄貴がいてハモってくれると思って歌います」とかみしめながら、1人で歌った。

孝さんは14年脳出血で倒れ左半身にまひが残ったが、翌15年に仕事復帰。進は「僕もその3カ月前に大腸がん手術を受け、兄弟で乗り越えて歌ってきた。兄貴は楽しそうでいい声を出していました。最後も『兄貴、進だよ』と声をかけると目を開いて『ああ』と応じてくれた」と振り返った。

デビュー前は兄弟で作曲家浜口庫之助氏に師事。進は「『バラが咲いた』ができて、先生が『ヒット間違いないない』って。そうしたらマイク真木に持って行かれちゃった(笑い)。先生の屋敷の庭にある大きなブランコに座って『白いブランコ』を作りました。これからもビリー・バンバンとして、声が出る限り歌っていきます」と話した。【小谷野俊哉】

【悼む】菅原孝さん「ボクらはいつも片方の靴」ビリー・バンバンの楽曲の思いを最期まで大事に