3月末で解散したKAT-TUNが8日、千葉・ZOZOマリンスタジアムでラストライブ「Break the KAT-TUN」を開催した。デビュー曲「Real Face」や、ジュニア時代の楽曲「ハルカナ約束」まで全51曲を歌唱。約25年間の歴史をファンとともにたどった。
一夜限りの再会の場。海風を背に、ゴンドラに乗った3人が約18メートルの高さから現れると「最後の出航だ~!」とシャウト。上田竜也(42)は「声出せる準備できてんのかよ?」とあおり、中丸雄一(42)は「KAT-TUN史上最高な日を作ります!」、亀梨和也(39)は「最高の1日を作るぞ~!」と大号令。ステージセットはおなじみの海賊船。3万人のファンも歓声を上げて乗船した。
荒波の日も凪の日も歴史の一部だ。演出は全員で考案。赤西仁(41)らが在籍した6人体制の映像、脱退したメンバーの名前もスクリーンに映し、グループの軌跡を表現した。
最後のあいさつでは、3人とも感極まった。普段はクールな上田は声を詰まらせ「本当にすてきな10代、すてきな人生を歩ませてくれてありがとう」と瞳を潤ませた。中丸はおえつを交じらせ、あいさつを中断。「6人ともね…どこかで交わったりとかできたら」と仲間を思い、涙した。亀梨も目を赤らめ「とにかく自分の青春だったし最初から最後までKAT-TUNが大切だったし、ライドであり美学であり、誇りでした」と言葉を振り絞った。
ただ、しんみりムードもここまで。ラストを締めくくった「Real Face♯2」ではステージ上でシャンパンファイトが勃発。約3000発の花火が打ち上がる夜空の元、グラスを傾けて最後の門出を祝し合った。湿っぽさはない。いつも通りのギラギラムーブな3人を、6色に輝くペンライトの海が最後まで見守った。【望月千草】
○…くしくも、11月8日は中丸と亀梨が事務所に入所した日だった。亀梨は「俺と中丸君が会社に入った日」と2人で握手。数カ月だけ先輩の上田は「心の距離感じるよ」とやや寂しげ。亀梨は「感慨深いね。27年前の今日にオーディションを受けて、27年後の今日に最後のステージに立つ」と巡り合わせに思いをはせていた。



