松任谷由実(71)の全国ツアー「THE WORMHOLE TOUR 2025-26」が17日、東京・府中の森芸術劇場どりーむホールでスタートした。26年末まで、全72公演を展開する。
荒井由実、松任谷由実の歌声を学習したAIによる第3の声、Yumi AraIが“参加”した最新アルバム「Wormhole/Yumi AraI」の世界観を詰め込んだ構成。ステージ上に出現させた時空トンネル、ワームホールから登場し、「ジャコビニ彗星の日」で幻想的に幕開け。過去や未来をタイムワープしながら「私が私に会いに行く夢」のユーミンワールドを繰り広げた。
第3の声のYumi AraIをどうステージに落とし込むか検討も行われたが、「残念ながらライブでそれを表現するには、今のテクノロジーでは間に合いません。だから今回はAIはなし」。AI生成ボーカル部分もすべてユーミンが自身の声で歌唱し、大歓声を集めた。
この日は、「岩礁のきらめき」などアルバム収録曲のほか、「ひこうき雲」「天までとどけ」など、本編23曲とアンコールを披露。最後は「時間の中で変わらないということは変わり続けるということ。肉体は変わっても、私はユーミンのままであり続けます」と力強く宣言。「そのためにはVRでも何でもやろうと思うけれど、やっぱりライブのこの瞬間は最高! 宝物のようにいつまでも記憶にとどめておきたい」と笑顔で話し、会場を総立ちで沸かせていた。



