日本漢字能力検定協会は12日、2025年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「熊」に決まったことを発表した。各界のアスリートや芸能人らも、日刊スポーツに、それぞれの思いを込めた「今年の漢字」を寄せた。
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女優藤原紀香(54)は、自身の25年を表す「今年の漢字」を「環」とし、25年を振り返りつつ26年への抱負を語った。
「環」は“輪”“巡って終わりがないこと”を意味する。25年は自身にとって“転機”にもなる1年となった。4月13日に開幕した大阪・関西万博で、日本館名誉館長に就任。約半年間を“名誉館長”として活動した。
その日本館が掲げたテーマは「いのちと、いのちの、あいだに」。このテーマが発するメッセージを「文化の継承」「循環」「命の連続性」とし、「我々は宇宙も、地球も、全て含めて循環の上で成り立っているというメッセージでした」と改めて説明した。
芸能活動では、舞台「サザエさん」で主役を務めた。本家となるアニメには、夫で歌舞伎役者の片岡愛之助(53)と出演した。
また、東京・明治座で現在公演中の舞台「忠臣蔵」には、大石内蔵助の妻りく役で出演中だ。「年末になると毎年『忠臣蔵』があったのですが、最近はあまりなくて、知らない若い世代が増えてきています」。
だが、今年は劇団新感線が独自解釈の『忠臣蔵』を上演するなど、再び注目が集まっている。これを“歴史の巡り”と称し、「舞台はキャストとの輪、サザエさんは家族の輪、万博会場の大屋根リングも輪ですから」とウイットも交え、「この字がいいんじゃないかと自然と響きました」。
「30年続けているNPOでの子供たちの支援や、国際的な文化交流であったり、そういった社会的な活動と並行して、芸能活動が循環した1年でもあった」と続けると、「多くの新しいご縁にも恵まれました。『縁』(えにし)も『輪』だし、芸能、文化、国際社会が縁となってつながった1年だったので、2025年を表す私の漢字は、やはりこの『環』しかないと思いました」と力強く語った。
「やっぱり、万博の日本館名誉館長を務めさせていただいたのは大きな経験でありました」と改めて言及。「日本館のメッセージを名誉館長として世界と日本をつないで、その輪を未来へ手渡す役割を、皆さんと一緒に担えたということは、すごく大きな経験になりました」と、その機会に感謝を示した。
その上で、「今年だけで終わるといったものではないと思っています」と襟を正した。日本館の役割を「若者に対して人、芸術、文化、そして日本が持っている技術や科学などへの気づきの場だった」とし、「江戸時代から続いてきた柔らかい物の考え方と今の技術が融合して、新しいものができている」と続けた。
自身も「日本が頼もしく思えた。日本はまだまだ頑張れるぞって気付けた」という。「そういったレガシーをこれで終わらせるのではなく、来年以降も伝えていきたい」とし、「未来のために1歩踏み出せるように自分の中で消化して、それをエンターテイナーとして表現していこうと思うきっかけになった」という。「そう考えれば、きっと未来に続く私の転機だったのかなとも思います」。
自らを“発展途上”と位置付けた。「まだまだ勉強しなきゃいけないことばかり」とし、「いろんなやりたい役もありますし、出会っていないに人々、クリエーターさん、監督さん、演出家さんもいます。でもそれが逆に楽しみでもあります」と目を輝かせる。
26年は「万博でつないだ輪を、得た縁(えにし)を、未来への結びに変えていきたいと思っています。得ただけではダメ。どう融合させていくが課題です」と意気込みを示した。



