女優風吹ジュン(73)が13日、都内で「その“もの忘れ”アルツハイマー病かも」疾患啓発活動発表会に出席した。

日本の認知症と軽度認知障害(MCI)の数は合わせて約1197万人。認知症の最も多い原因はアルツハイマー病となっている。

製薬企業「日本イーライリリー」の啓発活動のアンバサダーに就任した風吹は、24日から放送のテレビCMに出演する。「私も古希(70歳)をとっくに超えているので、人ごとじゃないと思います。アミロイドβが原因であることことや、専門医を早く受診してくださいということです。アルツハイマーが病気という認識がなかなか持てない」。

そして「身体を動かすことは、この職業(女優)にとって、とても大切だと思います。登山は登る時は大変なんですが、降りて来ると大変な自信になります。67歳の時に剣岳に登りました。運動は脳内の老廃物を取り除くのにも重要。年を取って来ると面倒くさいことが多くなるけど、考えること、自分を振り返ることはとても大切だと思います。上手に年を重ねるコツです」と、趣味を持ち身体を動かすことの大切さを話した。

アンバサダーとして「アルツハイマー病は早期に気づいて、受診することが大事だと思う。違和感が続くようなら、それはサインだと思う。早い受診、そして考える時間を持つように勧めたい。日常生活って複雑なんですけど、判断が難しいので早く相談をする。自分から聞いてみるのも、私たちのように年を重ねた人間にとって大切なんだと思いました」。

そして「アミロイドβ、ぜひ覚えてください。早期の発見ができることと、もしかしたらその物忘れはアルツハイマー病につながるかもと考えていただければ。4人の孫と娘、息子がそろった時、仕事も大変な事は覚えている。70歳をすぎても一歩前に出られると思います」と話した。

日本認知症学会の繁田雅弘理事長は「診断を受けたら治療とか医療的なことを考えてしまいますが、自分がどんな生活を続けていきたいかしっかり考えて、これからの準備も含めてやってもらえれば。認知症かどうかではなく、どう生きて行くかということ」と話した。