フリーアナウンサー小川彩佳は10日夜に放送された、メインキャスターを務めるTBS系報道番組「news23」に生出演。自身にとって「言論の師」というジャーナリスト田原総一朗氏(92)から受けた「教え」について言及した。
この日の番組では、小川が田原氏の自宅の書斎を訪れ、戦争体験や日本のあり方などについてインタビューする企画が放送された。コーナーの冒頭では、田原氏が司会を務めるBS朝日「朝まで生テレビ!」のオープニングテーマが流れ、ナレーションで、田原氏を「小川キャスターにとって『言論の師』ともいえる存在です」と紹介。小川がテレビ朝日のアナウンサーだった2007年、田原氏と報道番組で共演した際の写真も紹介され、「テレビ朝日にいらっしゃったときは、しょっちゅういっしょに番組をやった」(田原氏)「本当に、ありがたいことに」(小川)と述べ合うシーンも放送された。
インタビューでは、田原氏が自らの戦争体験を語り、今世界各地で紛争が続く中、日本はどうふるまうべきかについて、さまざまな持論を語った。定期的に開いているという、大学生や大学院生らと議論をする「田原カフェ」でのトークの様子も伝えられた。
インタビューVTRの後、小川は「私がテレビ朝日のアナウンサー時代に、田原さんと共演したのは政治討論番組だったんですが、目の前の討論を聞いて必ず(田原氏に)感想を求められた。あなたはどう思うのか?と」と、当時を振り返り「アナウンサーとして与えられた役割の前に、自分としてどう思うのか意見を持ちなさいと。そして、どう感じるのか、その感覚に正直でありなさいと繰り返し繰り返し説いてくださったように思う」と述べた。
インタビュー中、田原氏は「主体性」の重要性を何度も強調。小川は、自ら考え意見を持つということを念頭に「それが『主体性』ということにつながっているように感じますし、その原点が戦争体験にあったと」とも振り返った。
この日のコメンテーターで出演した東大大学院准教授の斎藤幸平氏が「今日はテレ朝の番組みたいですけど、TBSなんですよね」と述べながら、自身も「田原カフェ」で講師を担当した経験があるとし、「若い人がいろんな意見を言って、田原さんは押しつけがましくなくて、結構、『なんとかしろ』と言うんですが、(自分たちが)『ここは違わなくないですか?』と言いやすい雰囲気をつくってくれている。それが逆に、田原さんなりに、自分たちに考えさせて、主体性を持つことを実践させている。それが田原さんのジャーナリズムの核にあるのかな。意見を言って、意見を持って議論しようと」とコメント。小川は「そこで、議論を始めるということですね」と応じていた。



