NHK BS「ワースポ×MLB」などでキャスターを務める“野球界の女神”の1人、菊池柚花(ゆうか、26)が、このほど本紙の取材に応じ、野球の魅力や、夏をへてヤマ場を迎えるMLB、NPBの後半戦に向けての展望を語った。【聞き手=大友陽平】
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大谷翔平投手(32)らを擁し3連覇を狙うドジャースは、ナ・リーグ西地区の首位を独走中。22年から同番組でキャスターを務める菊池も「強すぎて、ちょっと穴がないですよね」と舌を巻く。中でも、昨季のワールドシリーズで獅子奮迅の活躍を見せ、今季もローテーションを守り続ける山本由伸投手(27)に注目している。
「(昨季のワールドシリーズで)すごく衝撃を受けて…。マウンド上でもポーカーフェースですし、本当にタフですし、全ての球が一級品で、決め球になるし…。(自身の1歳上の)同世代の山本投手が、エースの責任を持って、あれだけ戦っている姿を見て、すごいなと思います。今年こそはサイ・ヤング賞も狙ってほしいのですが…。(ブルワーズのジェーコブ)ミジオロウスキー投手も、今年はより一層怪物ぶりを発揮しているので…。タイトル争いも面白いと思います」
今季からメジャーに挑戦しているホワイトソックス村上宗隆内野手(26)の活躍にも刺激を受けている。
「スタートダッシュも鮮烈でしたし、村上選手が入ってホワイトソックスも大躍進していて、すごいチームになっているんじゃないかなと思います。ボブルヘッドデー(現地時間7月26日)でも2本塁打。自分の特別な時って、素人からしたらなんか変に身構えて力んじゃいそうですけど、大舞台で決めてくれるのは魅力的。村上選手が、ヤクルト時代に三冠王を獲得した22年の56本目の本塁打を、たまたま現地(神宮)で見ていたんです。その年の最後になるであろう打席で決めて、これがスターだ! って。きっと村上選手にとって、今年はまだまだ序章なんだと思います。ここからどんなドラマを作ってくれてくれるか楽しみです」
他にも、ヤンキースの指名打者ジャンカルロ・スタントン(36)や、フィリーズの指名打者カイル・シュワバー(33)ら、次々と名前が挙がった。
「スタントン選手は、とにかく破壊力が違うというか、バットに当たった瞬間のボールがはち切れそうな打球音もすごい。シュワーバー選手は、昨年のアトランタでのオールスターゲームを現地取材をさせていただいて、生で見たのもあって。一スイングで仕留める感じがいいんです。短期決戦でのフィリーズは、めちゃくちゃ強いイメージもありますし、ドジャースにとっても強敵になりそうですよね」
改めてMLBの魅力についても語ってくれた。
「ダイナミックなホームランももちろんですし、守備での“超人”みたいなプレーも多い。素人が見ても『なんかすごい!』っていう、見た目のインパクトもあります。あとは選手も、感情をあらわにするイメージが強いです。パドレスの(マニー・)マチャド選手もやんちゃで、ラテン系のお祭り男な感じがあるんですけど、そういうノリをおもむろに表情に出すところとかを見ていると楽しいんです。ファンの皆さんもすごく盛り上げ上手というか、その場の空気を楽しんでいるという感じがして、もちろん日本の応援スタイルも日本の良さなんですけど、ファンも感情を出せて、一喜一憂できるというのが魅力だと思います」
身近なところからも、最近MLBファンが生まれた。
「私の番組出演をきっかけに、全然野球を見なかった祖母がMLBを見るよりになって、今も必ずドジャース戦の中継を見ているんです。『今日、大谷選手ホームラン打ったね!』とか『フリーマン選手が活躍してる!』とか(笑い)。年齢とか性別を超えて一つになれる話題で、元気づけてくれています。野球にすごく感謝しているので、私も少しでもその魅力を多くの方に届けられるように、これからも頑張っていきたいです」
◆菊池柚花(きくち・ゆうか)2000年(平12)1月19日、栃木県生まれ。明大法学部卒業後の22年4月から、NHK BS「ワースポ×MLB」のキャスター(現在、土日担当)。現在、TBS系「王様のブランチ」(土曜午前9時30分)リポーターのほか、フジテレビONE「プロ野球ニュース」月曜MC、YouTubeチャンネル「野球いっかん!」アシスタントなど。NPBでは、ロッテのファン。特技は書道、ピアノ。161センチ。



