フリーアナウンサー羽鳥慎一は27日、MCを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。女流棋士の西山朋佳白玲(清麗・女流名人・女流王将=31)が、女性初の「棋士」となることを伝えた際、西山の今後に対して、温かいメッセージを口にした。
西山は26日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で記者会見し、「棋士編入」の権利を行使することを表明。「もっと強い方と戦いたい、上を目指したいという気持ちから権利を行使することを決めました」と語った。来年4月1日付で「フリークラス」四段として、公式戦に出場するほか、タイトル防衛も含めた女流棋戦にも参加する。二つの異なる制度を兼務する「二刀流」で臨む立場となり、身体的な負担が増えることへの懸念も指摘される。
この日の放送では西山の会見を伝えた上で、今回、「棋士編入」の権利を行使するまでの流れや、女性の将棋人口が増えるきっかけになるのではないか、という視点でも報じた。
この日、コメンテーターで出演した斎藤幸平・東大大学院准教授は、「すばらしいチャレンジ」とした上で、「こうやってパイオニアになろうとしている人には、批判もある。『女子枠』じゃないかとか、最近はジェンダー平等だから、ルールまで変えてこんなことをやるのかと思っている将棋ファンの方もいらっしゃると思うが、それでも自分がロールモデルになって将棋界を盛り上げていこうというのは、素晴らしいこと」と述べた。「だからこそ、結果を残さないといけない」とも述べ、「ただでさえ大変な中で、過密日程で実力が出せなくなってしまうのでは」と心配した。
これに対し、羽鳥は「本当は図を出したいくらいですが、男女共通の方で1年間(対局が)あるんです、ずーっと。その下に女流棋士としても1年あるんですよ。両方やるから、結構大変です。両方、同時進行」と、今後西山が直面することになる日程の問題を指摘。「それはどうかなと、むしろ心配になってしまう」と述べた斎藤氏に、羽鳥は「男女共通の方は対局時間も結構、長く、ものによっては2日やるものもある。結構、体力も大変というところなんですが、やっぱり、西山さんの動きがこれから、いろいろ可能性を広げてくるということになる」と述べながら、「スケジュールは厳しいが、ぜひ頑張っていただきたいなと思います」とエールを送った
西山は会見で、対局数が増えることに関して「どうなるのか分からない部分もあるが、今後、制度を検討していただけると聞いている。そちらも(権利を行使する上で)前向きに考える要素になった」と述べている。



