小惑星イトカワの微粒子を詰めたカプセルを、地球に持ち帰った小惑星探査機を描いた映画「はやぶさ/HAYABUSA」(堤幸彦監督、10月1日公開)の製作会見が23日、相模原市の宇宙航空研究開発機構(宇宙機構=JAXA)で行われた。スタッフとして働く女性を演じた竹内結子(31)は「宇宙を身近に感じてもらえるのではと思います。入構証を下げてJAXA、通うのが楽しみでした」、プロジェクトリーダーを演じた西田敏行(63)は「はやぶさの帰還は日本中が胸を打たれた。すばらしい作品になったと確信している」。25日に撮了予定。

 また、21日に亡くなった長門裕之さん(享年77)とドラマ「池中玄太80キロ」で共演した西田は「津川さんから直接メールをいただきました。『兄貴は逝った』という短い文章を見て、津川さんの悲しみ、寂しさを感じました。長門さんとは、アドリブ合戦でいろいろありました。ドラマの玄太は絶叫して大声で泣いているだろうと思います。僕としては、まだ受け止められないという気持ちでいます」と話した。