みのもんた(65)の長男で、TBSに勤務する御法川隼斗氏(30)が4月からプロデューサーとなり、木曜午後9時枠で親子対決している。みのが司会を務める日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW」と、隼斗氏の初プロデュース番組となるTBS系「ウンナンのラフな感じで。」の両番組で、互いの“裏番組”となっている。2人は「まさか同じ枠で戦うことになるとは」と驚いている。

 隼斗氏は02年に入社し、営業局に配属。昨年、編成制作局のディレクターとなり、今年4月からプロデューサーになった。隼斗氏は「真裏にケンミンSHOWがある新番組の担当だと分かった時は、びっくりのひと言でした」。みのに報告したところ「なるほど、分かった。自分なりに頑張りなさい」との言葉を受けたという。

 「ラフな感じで。」は、ウッチャンナンチャンが面白いと思うテーマをロケやスタジオで展開していくバラエティー。スタートしたばかりとあって、視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は13日放送分でも「ケンミン-」の14・8%に対し、5・2%と水をあけられている。隼斗氏はみのについて「力のある司会者だと思っている」と敬意を表しながらも、「こちらは少しでもいい番組を作るだけ。見る人を少しでも幸せに笑わせる番組を作りたいので」と、テレビマンの視点で語る。

 受けて立っているみのは「まさか親子で表裏になるなんて驚いた。親としては、厳しい業界だけど頑張ってほしいと思うが、こちらもいい番組を作るのみ」と話している。

 [2010年5月16日22時51分

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