タレント真鍋かをり(30)が、ワインエキスパートのチーズ版ともいえる「チーズプロフェッショナル」の資格を取得したことが20日、分かった。真鍋は来年にもワイン関連の資格も取得し、将来は自分の店を持つ意向だ。

 真鍋は、同資格を取得するために懸命に努力していた。「半年間、専門の教室に通い、みっちり勉強しました。(大学時代以来)10年ぶりに図書館に行ったり、毎日2、3時間は勉強しました。知らない人から1週間程度の勉強で取得できると思われるのは悔しいです」。

 事実、難関だった。受験者は、ワインソムリエや飲食店関係らプロが中心。日本に流通する約1800種類のチーズの形状をみて、チーズの名前をフランスやイタリア、英国、ドイツ、イタリアなど産地の原語の表記で答えるなど専門知識のある飲食店関係者以外には難問ばかり。産地、作り方、重さも問われ、合格率は約38・6%だった。

 真鍋いわく、子供のころからのチーズ好きで同資格の存在を知り、受験せずにはいられなかったという。「チーズには歴史も何千年とあり、伝統的製法など奥深さを感じました。欧州では製法が法律で決まっていたりします。そんな伝統を日本に伝え理解を広めたい。日本人は伝統的なチーズを食べ慣れていないので、それを変えたいんです」。

 合格を機に同じ教室に通う生徒からもどんなに難しい試験なのかを広めてほしいと言われたという。「いつかは、ワインエキスパートの資格を取って、おいしいワインとともに世界の本格的で伝統的なチーズを食べることができる店を持ちたい。世界のチーズの魅力を知らせる先駆者になりたいですね」。横国大卒で勉強熱心な30歳は、大きな夢をふくらませている。

 [2010年11月21日9時16分

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