「2014神宮外苑花火大会」(日刊スポーツ新聞社主催)が16日、東京・神宮球場や秩父宮ラグビー場などで開催された。

 絵画館前では、歌舞伎俳優尾上松也(29)が踊りで会場を盛り上げた。踊ったのは前日の15日まで行っていた自主公演「挑む」でも披露した歌舞伎舞踊「お祭り」。軽やかで粋な清元の曲で踊る舞踊で、リハーサル直後、ブログに「神宮花火大会の出演。楽しみ」と書いた。そして本番。白の着物に黒のはかま姿の松也をはじめ7人の出演者が赤い毛氈(もうせん)を敷いた花道から登場すると「音羽屋!」の掛け声も。松也が「花火を祝って、手を締めようじゃないか」と観客と一本締めを行い、いなせで華やかな踊りを披露した。神宮花火大会初の歌舞伎上演に観客も大喜びだった。また会場では、和太鼓奏者の井上良平(44)率いるユニット「和響伝心」がお披露目ライブを行った。