2年連続NHK紅白歌合戦出場を果たしたE-girlsが、2015年のテーマを「つなぐ」に設定した。14年は「結束力」をテーマに、初めてアリーナツアーを実現。今年は長く愛されるグループにするべく、未来へつなぐ重要な年と位置付けている。元日にはサードアルバム「E.G.TIME」をリリース。今の思いをAya(27)鷲尾伶菜(20)藤井夏恋(18)藤井萩花(20)に聞いた。

 2度目の紅白を終えた後、メンバーの顔は充実感にあふれていた。振り返り、代表してリーダーのAyaが言った。

 Aya

 去年より余裕がありました。はち切れられましたね。

 13年大みそかの紅白から1年間は、一気に駆け抜けた。高いスキルの歌と踊りで同世代の女性を軸にファンを拡大。念願のアリーナツアーも実現した。「E.G.TIME」に収録されたDVDには40日間に及ぶリハーサルでの「素の姿」も見せている。

 鷲尾

 14年は学ぶことの多い1年でした。アリーナツアーをやるために試行錯誤し、みんなで考えながらライブを作り上げた。達成感はすごく、学んだことを今後に生かしたいです。

 個々の活動も充実した。グループの顔、金髪のAmiだけでなく藤井萩花、夏恋の姉妹らはモデル。Aya、鷲尾もテレビのレギュラーを持っている。

 萩花

 個人活動をすることで、E-girlsを広く知ってもらえている気がします。これから、1人1人がもっと知ってもらえればと思います。

 夏恋

 歌番組、ライブと活動もたくさんあり、他の女性グループとは違った雰囲気づくりもだんだんと分かってきた気がします。

 それらの成果が2年連続紅白出場につながった。15年は未来へ「つなぐ」年になるという。

 Aya

 E-girlsの夢はこの先、何十年と存在してライブを続けられることです。そのためにも、今年は未来へつなげるため、もっと力をつけることが大事な1年になると思います。いい意味で変動もある年にしたいです。

 2月に新たなツアーも始まる。

 Aya

 やるからには前回を超えないといけない。そのために今、(EXILEの)HIROさんのもと、全員でアイデアを出し合っています。たまの休みにも、メンバーはトレーニングしてますね。

 E-girlsは、15年もノンストップになりそうだ。【取材・柳田通斉】

 ◆E-girls

 EXILEの妹分グループ。Dream(4人)Happiness(7人)Flower(7人)の3ユニットと、その他メンバー8人の計26人で構成される。リーダーは最年長のAya。11年12月、シングル「Celebration!」でデビュー。12年10月にリリースした3枚目シングル「Follow

 Me」でブレーク。13年4月リリースのファーストアルバム「Lesson1」で、オリコン週間ランキング初登場1位を獲得。