オーストラリア・シドニーで買い物客らが刃物で無差別に襲われ6人が死亡した事件で、地元警察は14日、事件直後に警察が射殺した容疑者は北東部クイーンズランド州出身の40歳の男と確認したと発表した。「特定の動機や思想をうかがわせる証拠や情報は得ていない」としている。地元メディアによると、男はブリスベン都市圏の出身。

記者会見したニューサウスウェールズ州警察の幹部によると、男は先月シドニー入りし、小さな倉庫を借りていた。警察はこの倉庫を捜索したが、襲撃事件に直接関連するものは見つからなかったという。

事件はシドニー東部の大型ショッピングモールで13日発生。亡くなった6人のほかにも多くの人が負傷し、10人以上が入院した。(共同)