日本橋高島屋(東京都中央区)で11日に展示販売会「大黄金展」の会場から、純金製茶わん(販売価格1040万6千円)が盗まれた事件で、窃盗容疑で逮捕された職業不詳堀江大容疑者(32)=東京都江東区=が「盗んだ茶わんでお茶を飲もうと思ったが、金に換えた方がいいと思った」と供述していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。

警視庁によると、茶わんは買い取り店で事件当日に約180万円で売却された。堀江容疑者は確保された時に約130万円を持っており、警視庁は当初から換金目的だったとみて調べている。

茶わんは買い取り店に残っておらず、転売されたとみられる。警視庁は買い取り店の関係者から事情を聴くとともに、茶わんを捜している。(共同)