衆院東京15区補欠選挙に立候補している無所属新人乙武洋匡氏(48)の街頭演説会で陣営関係者とみられる男性を突き飛ばしたとして、警視庁は21日、暴行容疑で男を現行犯逮捕した。城東署によると、小池百合子東京都知事と国民民主党の玉木雄一郎代表が応援演説のため会場にいたが、乙武氏も含めけがはなかった。

逮捕容疑は21日午後7時過ぎ、東京都江東区のJR亀戸駅前の演説会場で、男性に暴行を加えた疑い。周囲が騒然とする中、現場にいた人が男を取り押さえ、駆け付けた署員に引き渡した。

乙武氏の陣営幹部によると、東京メトロ有楽町線豊洲駅前での街頭演説会でも21日夕、スタッフの男性2人が引き倒されるなどして負傷した。東京15区補選に立候補している諸派新人の候補らが関わったとして、傷害容疑などを視野に警視庁に被害届を出す予定という。