北海道旭川市は23日、市が運営する科学館サイパルで20日に行われた実験のショーの最中にアクリル製の筒が破裂する事故があり、小学生を含む観覧客4人が打撲などのけがを負ったと発表した。

科学館などによると、「燃焼の実験」をテーマにしたショーで、圧縮した空気の中でティッシュペーパーを発火させる実験をしていた。うまく発火しなかったことから燃えやすいフラッシュコットンを入れたが、量を誤ったため急激に燃焼し、空気を圧縮していた筒が破裂した。

少なくとも2人の小学生を含む4人が打撲やひざから出血するなどの軽傷を負った。

ショーを担当した職員は4月に採用された会計年度任用職員で、人前での実演は初めてだったという。

市の担当者は「ご迷惑、ご心配をおかけした」と謝罪し、安全が確認されるまで火を扱うショーを取りやめるとした。(共同)