パナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)は23日、電動アシスト自転車用のバッテリーが発火する恐れがあると発表した。

設計上の不具合が原因で、2015年1月から17年7月に製造した約14万個を対象に、回収して無償交換するリコールを実施する。

20年5月から今年1月までに、全国で発火や損傷を伴う事故が13件発生した。けが人は出なかったとしている。バッテリーの品番は「NKY449B02」など23種類が対象で、補修用に販売した製品も含む。問い合わせはフリーダイヤル(0120)870355。

パナソニックサイクルテックによると、同じ電動アシスト自転車バッテリーは、製造期間の違いで4回目のリコールとなる。今回の発表分も含めて、リコール対象のバッテリーは累計約55万個とした。(共同)