平凡なサラリーマンの哀歓を描いた漫画や、軽妙な食のエッセーで知られた漫画家東海林さだお(しょうじ・さだお、本名庄司禎雄=しょうじ・さだお)さんが5日午前、心不全のため東京都の病院で死去した。88歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻久江(ひさえ)さん。
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漫画家やくみつるさん 早稲田大の漫画研究会の先輩だった東海林さだおさんは、乾いた笑いのナンセンス漫画を新聞や雑誌で展開し、たくさんの読者の支持を得てきました。私もそうした表現にくみする1人です。ただナンセンス漫画が生きられるのは、社会のさまざまな出来事に光を当て、議論を起こすメディアがあればこそ。近年、掲載誌はめっきり少なくなり、絶滅の危機にひんしています。東海林さんが掲げたナンセンス漫画の旗を守り抜き、次の世代につないでいく覚悟です。

