愛媛県を訪問中の天皇、皇后両陛下は17日、松山市の県総合運動公園を訪れ、第76回全国植樹祭の式典に出席された。天皇陛下はあいさつで「私たち一人一人が緑を守り育て、豊かな森林を次の世代、さらにその先の未来へと引き継いでいくことが、私たちの果たすべき大切な役割である」と述べた。
式典で陛下はクヌギ、皇后さまはタチバナなどを植樹した。高校生らがダンスや書道のパフォーマンスを披露し、拍手を送った。
これに先立ち、砥部町の県立とべ動物園で、国内で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマ「ピース」を見学した。餌を食べる様子に両陛下は「かわいいですね」と笑顔で話した。自閉症のある画家石村嘉成さん(31)とも懇談し、ピースを描いた作品を鑑賞した。皇后さまは「絵を描くのは楽しいですか」と尋ねた。
砥部町で伝統工芸品「砥部焼」に関する施設を見て回り、伝統工芸士から特徴や歴史などについて説明を受けた。両陛下は夜、帰京する。(共同)

