「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長だった大東隆行さん(当時72)を射殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部田中幸雄被告(59)の公判が29日、京都地裁で開かれ、検察側は「凶悪重大で、社会に与えた影響が大きい」として無期懲役を求刑した。判決は10月16日。

被告は最終意見陳述で「私は本当に犯人ではありません」と述べた。弁護側も無罪を主張した。

これまでの公判で検察側は、事件現場付近で見つかったたばこの吸い殻から、被告のものと一致するDNA型が検出されたことなど、状況証拠を積み重ねて立証を進めてきた。

検察側は論告で、吸い殻の火の消え方を検証した実験などから、被告が現場近くで吸って捨てた物と認められると指摘。第三者が被告を陥れるために現場に捨てたとは考えにくいとした。