自民党の中曽根弘文憲法改正実現本部長は29日、天皇陛下の長女愛子さまによる皇位継承はあり得ないとした自身の発言について「言葉が適切でなかった点があった。反省している」と党本部で記者団に述べた。野党は「論評に値しない発言だ」(中道改革連合の重徳和彦国対委員長)などと一斉に批判した。
中曽根氏は「皇室典範を根本的に変えれば別だが、今の皇室典範や国会の議論において愛子さまが天皇陛下になることはないということを申し上げた」と語った。
愛子さまが天皇になったら結婚する人もいないとの発言についても「世間の期待が高く、個人的な心配を述べた。もちろん愛子さまの幸せな人生を願っている」と釈明した。
国民民主党の川合孝典参院幹事長は「軽率のそしりは免れない」と強調した。自民と連立を組む日本維新の会の藤田文武共同代表は「女性が天皇になる仕組みになっていないことを説明したのだと思う」と推し量った。
中曽根氏は自民代表者の1人として、皇族数確保に関する衆参両院の全体会議に出席していた。

