全国知事会が27日、盛岡で行われ、2020年東京五輪・パラリンピックについての議題で広島県の湯崎英彦知事が五輪期間中に迎える広島、長崎の「原爆の日」を大会に反映するよう要望した。長崎に原爆が投下された8月9日は五輪の閉会日で「会場等においても(投下)時刻に敬意を表していただけたら」と語った。

 五輪中も従来通り実施する平和式典についても言及。五輪で来日しているVIPや選手の出席も「働きかけてほしい」と求めた。

 会議に出席した大会組織委員会会長代行の遠藤利明前五輪相は「広島、長崎の原爆の日がオリンピック中にある。8月9日は閉会式であり、これから詰めていきたいと思っている」と前向きに語った。