北朝鮮は日本時間15日午前6時57分ごろ、首都平壌から弾道ミサイル1発を東北東方面に発射した。8月末の発射に続き、北海道上空を通過。襟裳岬の東約2200キロの太平洋に落下し、飛行距離は過去最長の約3700キロに達した。政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を12道県で発令。相次ぐ北朝鮮の挑発行為は、スポーツ界や市民の日常生活にも影響を与え始めている。

 JRA美浦トレーニングセンター(茨城県美浦村)でも調教が中断された。Jアラート発動直後、場内放送と調教馬場内の放馬ランプ点灯などで中断を指示。約7分後に再開された。8月29日に続き2度目の中断だが、前回の教訓から対応がマニュアル化され「前回の反省も生かして、冷静にしっかりと対応できた」(JRA関係者)と、混乱もなかった。レース開催日の対応もすでにマニュアル化されており、発走前なら発走時刻を遅らせ、すでにゲートが開いた後ならゴールまでレースを続けるという。