東京都の小池百合子知事に近い若狭勝、細野豪志両衆院議員が、来週26日にも結党する「小池新党」について、小池氏の代表就任が選択肢の1つに浮上していることが20日、関係者への取材で分かった。新党参加メンバーに小池氏ほど知名度が高い議員はいない。党の「顔」に位置づけ、選挙戦で注目を集めたい思惑があるとみられる。

 小池氏は都議選でも「都民ファーストの会」代表に就任して選挙を戦い圧勝に導いた。だが、10月21~25日にはパリに出張する予定が決まっている。

 小池氏はこの日、取材に、新党での役職について「まだそこまで話していない」と述べるにとどめた。今回の衆院選出馬は否定したが、将来的な国政復帰については「いろいろな想定内、想定外がある。環境を見ながら都、国にとって何がいいか最善の方法を考えたい」と、否定しなかった。